小沢代表の資金管理団体を巡る違法献金事件で新たな動きです。東京地検特捜部は、小沢代表側への献金の実態を解明するため、参考人として大手ゼネコンの東北支店関係者などの一斉聴取を始めました。 小沢代表の資金管理団体「陸山会」をめぐっては、西松建設の他にも大手や準大手のゼネコン数社が、下請け企業を介在させて献金などをしていた疑いが浮上しています。 関係者によると、建設業界内では小沢事務所側は東北地方の公共工事に強い影響力を持つとされ、逮捕された小沢代表の公設第一秘書、大久保隆規容疑者から依頼を受け、ゼネコン各社が献金に応じたものと見られています。 特捜部は、こうした献金の実態解明を進めるには、ゼネコン各社からの事情聴取が必要と判断、東北支店の関係者を中心に一斉聴取を始めました。 特捜部は、ゼネコン側に献金のいきさつについて説明を求め、小沢代表側への献金システムの解明をすすめる方針です。(12日11:11)