千葉県で、小学6年生の男の子が窒息死した問題で、学校側が両親に対し、食べるスピードを競い合うような状況があった事実を初めて認めました。
「正直ほっとした・・・」(三橋隆憲くんの父)
この問題は、今月17日、千葉県船橋市の小学校で 小学6年の三橋隆憲くんが給食のパンをのどに詰まらせ、窒息死したものです。
「(競争のようなことは?)そんなことはありません」(峰台小学校末永啓二 校長)
これまで、学校側は三橋くんが1人で、パンを一気にほおばったもので、早食い競争のような事実はなかったと説明していました。
しかし、23日夕方、教頭らが自宅を訪れ、事故の直前、パンを食べるスピードを競うような状況があった事実を初めて認めました。
「『3秒で食べられるか』とか、『前はおれが食べたことある』とか、そういうことで盛り上がっちゃって、『じゃあ、おれがやってみようか』となって、無理やりやらされたとか、そういうことじゃなくて良かったなって」(三橋隆憲くんの父)
これまで、こうした事実を認めていなかったことについて学校側は、「事実関係があいまいだったため、説明できなかった」と話しました。
両親は、「本当のことを知って、気持ちが楽になった。救急措置については、学校はできる限りのことをしてくれたと思う」と話しています。(23日20:33)