イランのアハマディネジャド大統領は4日、先月、イランがペルシャ湾で拘束したイギリス兵15人を解放すると発表しました。兵士らは5日にもイギリスに向けて出国するとみられます。
アハマディネジャド大統領は記者会見で、先月23日に、ペルシャ湾で拘束したイギリス海軍の兵士15人について、「恩赦を与え、全員解放する」と発表しました。
大統領はあくまでイギリス側が領海を侵犯したとの立場を強調した上で、「兵士の解放はイギリスへの贈り物だ」としています。
これに対し、イギリスのブレア首相は「イラン政府との見解の相違はあっても、対話を通じて平和的な解決を望む」と述べ、兵士らの解放については歓迎の意を表明しました。
イラン政府当局者によりますと、兵士らは5日にも駐テヘランのイギリス大使館に引き渡され、イギリスに向けて出国するということです。(05日08:38)