豚インフルエンザはヨーロッパにも拡大しています。初めて感染者が確認されたスペインでは、感染拡大防止策に乗り出しています。 ヨーロッパ初の感染者を出したスペインは、メキシコと深い交流がある一方で、世界一と言われる豚肉の食文化を持つことから、政府は冷静な対応を強く求めています。 スペイン保健省などによりますと、感染が確認された23歳の男子学生は、メキシコ旅行から今月22日に帰国しました。 高熱と呼吸器の異常があったため、病院で診察を受けたところ、豚インフルエンザのウイルスが検出されました。すぐに抗ウイルス薬が投与され、症状は改善しているということです。 スペイン政府は、他にも感染が疑われる25人以上について検査していることを明らかにし、感染者と接触した人やメキシコからの航空便が同じだった乗客を追跡調査しています。 スペインは、歴史的にもメキシコとの交流が深く、一日4便の航空機が往復していて、感染者の増加が懸念されています。また、日本でも有名な「イベリコハム」の産地であるスペインは、世界一と言われる豚肉の食文化を持つ国です。 「豚肉は食べられると思いますよ」(ハム店のオーナー) 「政府はコントロールできると言っているから、全く心配していません」(市民) 感染がまだ限定的であることや適切に調理をすれば豚肉を食べても安全であることから、市民は比較的冷静に受け止めています。(28日10:52)
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