イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの空爆をめぐり、EU=ヨーロッパ連合は30日、緊急外相会議を開き、即時停戦などを求める共同声明を採択しました。 30日夜、急きょパリで開かれたEU加盟27か国による緊急外相会議は、食料や医薬品が不足しているガザへの人道支援物資の援助や、負傷した住民の救出や治療などを求め、イスラエルとハマスの双方に即時停戦を求める声明を採択しました。 また、声明はパレスチナ側の住民が避難できるようにガザを封鎖している検問所を開くよう、イスラエルとエジプトに対して求めています。 EU加盟国内にも、今回の空爆に対する立場の違いがありますが、今回の声明は、31日でEU議長国の任期を終えるフランスが人道的見地に絞ってとりつけたものです。EUは一刻も早く代表団を派遣するとして、仲介に乗り出す姿勢を示しています。(31日11:32)