全国的な電力不足が心配なこの夏、各界が相次いで節電策を打ち出している。
日本高野連は18日、第93回全国高校野球選手権大会(8月6日から)の決勝開始を午前9時半にすると発表した。決勝を午前中に行うのは初めて。一日の試合数が2試合の準々決勝、準決勝は午前8時に開始する。電力消費がピークを迎える午後1時から午後3時までの試合を回避するため。夜間試合を避けるため、初日を除いて1~3回戦も午前8時に第1試合を始める。ただ、今春のセンバツでは自粛した入場行進は行い、鳴り物による応援の自粛もしないという。
全日本大学野球連盟も同日の常任理事会で、第60回全日本大学選手権(6月7日から神宮ほか)で、延長十回から一死満塁で攻撃を開始するタイブレーク方式導入を決めた。同選手権で採用は初。ただ、決勝では実施しない。
行政関係では、神奈川県海老名市が、市役所本庁舎を毎週水曜日の午後に閉庁とすることを決めた。代わりに土曜日午前に開く。7月から9月30日まで行い、約2700キロワットの節約になるという。
メディアも。NHKは夏恒例の大型歌謡番組「思い出のメロディー」(8月13日生放送)の会場を、当初予定していた東京・NHKホールからNHK大阪ホール(大阪市中央区)に変更すると発表した。東京よりも電力事情に余裕のある大阪で実施することで節電をアピールする。
突発的な大規模停電を防ぐために必要な節電だが、街灯が消えて暗がりが増えていることで、東京都内ではひったくり事件が急増し、この2カ月で約330件に上っていることが警視庁捜査3課の調べで分かった。節電だけでなく、防犯対策もしっかり心がけよう。
实用单词解析:
◆選手権 (せんしゅけん):冠军资格
◆歌謡 (かよう):(1)〔口唱文学〕歌谣.(2)〔歌謡曲〕有节奏的歌,流行歌曲.
◆節電(せつでん):节电;省电.