政府は18日午前10時から総理官邸で新型インフルエンザ対策本部の会合を開き、麻生総理は感染拡大を防ぐための対策の徹底を指示しました。 「現時点では、政府として外出や集会の自粛、事業活動の縮小などを一律に要請することは考えていない」(麻生首相) 麻生総理はまた、このようにも述べ、対策を徹底する一方で、社会生活へ過剰な影響が及ばぬよう冷静な対応も呼びかけました。 政府は既に国内初の感染が確認された16日に対処レベルを「国内発生早期」に引き上げ、患者の増加も想定した対策を講じることを決めており、18日改めて、自治体との連携強化や医療体制の整備などを確認したものです。 また、18日午前、兵庫県の井戸敏三知事が舛添厚生労働大臣と面会し、対策についての財政支援を要請しました。さらに、入院機関の対応が限界に達していることから、適切な時期に国の対策を「まん延期」に移行させて重症患者以外の入院措置などは行わないで済むように対応して欲しいと訴えました。 舛添大臣は午後には大阪府の橋下知事とも面会する予定です。(18日13:09)