第17代最高裁長官に、竹崎博允前東京高裁長官が就任しました。 「裁判員制度は、国民が直接刑事裁判に参加する事により司法に対する理解と信頼を深めるという意義を持つと同時に、国民に大きな負担を求める制度です。実施までの残された期間に、これまでの検討の過程で明らかになってきた課題の解決に努めるとともに実施後も検証を重ね、不断の改善を加えていく事が必要であると思います」(竹崎最高裁長官) 就任した竹崎博允最高裁長官は、岡山県出身の64歳、最高裁事務総局長などを歴任して、来年5月から始まる裁判員制度の制度設計を担った中心人物の1人です。最高裁判事を経験しないで長官に就任するのは、48年ぶりです。 前任の最高裁長官からは「先を見通す力に優れた坂本龍馬のような人」と表された竹崎新長官。裁判員制度については「わかりやすい裁判」と国民の負担を考慮した「柔軟な裁判員の選任」が重要などと語りました。 任期は、70歳になる2014年7月までです。(25日20:54)