深刻な多重債務の問題を解決するため、政府は全国のすべての市町村に相談窓口を設けることなどを盛り込んだ行動計画をまとめました。
政府は20日朝、関係閣僚による会議を開き、「多重債務問題改善プログラム」をまとめました。
この中では、多重債務者が債務の整理を通じて生活の建て直しを図るための相談窓口を、全国すべての市町村に設置する方針を打ち出しました。人口の少ない市町村でも、弁護士や都道府県の窓口を紹介するなど対応するよう求めています。
政府は、消費者金融などによる融資の金利の上限が引き下げられる2009年中には相談受付の体制を整える方針です。また、高校の学習指導要領に多重債務の問題を盛り込むことや、ヤミ金融への取り締まりを強化することなども計画に盛り込みました。(20日10:14)