先月、名古屋港でアフガニスタン向けの貨物から麻薬の原料にも使われる無水酢酸が押収された事件で、愛知県警は30日、無水酢酸を調達していたとみられる千葉県内の男の自宅を家宅捜索しました。 この事件は先月24日、名古屋港でアフガニスタンに向けて輸出される予定の貨物から、麻薬の原料に使われる無水酢酸1.4トンが見つかったもので、送り主になっていた愛知県弥富市の中古車販売会社に勤めるパキスタン人の33歳の男が関税法違反の疑いで指名手配されています。 愛知県警が無水酢酸を持ち込んだ神奈川県内の男の自宅などを捜索した結果、千葉県市川市に住む40歳の日本人の男が国内のメーカーから20トン以上の無水酢酸を購入していたことが分かりました。 このため警察は30日、関税法違反の疑いで男の自宅などを家宅捜索し、詳しい経緯について男から事情を聴いています。(30日11:40)