右胸の骨が変形していた少女の整形手術を行なった後、容態の急変に気付かず、少女を死亡させたなどとして、東京・渋谷にある美容外科の院長らが警視庁に書類送検されました。
業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、渋谷区恵比寿南の「代官山整形外科」の66歳の院長と29歳の元准看護師です。
調べによりますと、院長らはおととし3月、「漏斗胸」と言われる胸骨などの変形で右胸がへこんでいた当時15歳の中学生の少女に対して、太ももの脂肪を右胸に移植する手術を行なった後、少女の容態の急変に気付かず死亡させた疑いが持たれています。
院長らは少女が窒息状態になったのに気づかず、少女が死亡したと見られるということです。調べに対し院長らは、「観察モニターは病院にあったが使用しなかった。安易に考えていた」と、容疑を認めているということです。(07日11:47)