１７日、民主党・小沢元代表に近い比例選出の衆院議員１６人が会派離脱を求めた動きの波紋が永田町に広がっています。
「政権交代をして民主党政権をつくるという一点で力を合わせてきた同志ですから、間違ったことはしないだろうと思います」（北澤俊美防衛大臣）
「予算に反対をするかもしれない、離党はしないけれども会派は出たい、誰のために仕事をしたいのか、ちょっと私には全く理解できません」（蓮舫行政刷新担当大臣）
「民主党のガバナンスの問題で、総理のリーダーシップがないということが改めて露呈した」（公明党井上義久幹事長）
また、大阪の橋下知事ら地方の首長らとの連携を目指す原口前総務大臣が、今度は民主党内に政策集団「維新連合」を、週明けに立ち上げることを明らかにしました。原口氏は与謝野経済財政担当大臣を入閣させた菅総理に反発していて、新たに立ち上げる政策集団を足場に政権批判を強めると見られます。
１７日夜は鳩山グループの幹部会で「菅総理による政権運営は限界に来ている」という認識で一致するなど、菅総理を取り巻く状況はますますきびしさを増しており、民主党内からは「予算関連法案の成立と引き換えに菅内閣が総辞職するしかないのではないか」という悲観的な見方が出始めています。（18日11:23）
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