佐賀県は28日、販売されたカップめんから防虫剤成分のパラジクロロベンゼンが検出されたことを明らかにしました。
佐賀県によりますと、パラジクロロベンゼンを検出したのは、佐賀市と神埼市で販売されていた、日清食品製造の「カップヌードル・シーフード」と「カップヌードル・カレーMINI」の2つです。
いずれも今月24日に市民2人から、「食べて異臭などを感じた」などと保健福祉事務所に相談がありました。このうち、1人は食べた直後に体調を崩したということですが、現在は回復しているということです。
これらの商品は、それぞれ日清食品の下関工場と滋賀工場で製造されていたということで、佐賀県は注意を呼びかけています。
一方、日清食品は「今回の件が防虫剤の臭いが移ったものだと今すぐ結論づけることはできない」とした上で、「早急に防虫剤などの臭いが移らないように、容器の改良を進めるとともに商品を防虫剤などと一緒に保管しないように注意喚起をしたい」とコメントしています。(28日23:07)