兵庫県尼崎市で、ごみ収集事業の入札をめぐって特定の業者が受注できるようにした疑いで職員3人が逮捕され、市長が謝罪会見を行いました。
「市政に対する市民の皆様の信頼をそこない、申しわけなく思っています」(白井文尼崎市長)
偽計業務妨害の疑いで逮捕された元尼崎市中央卸売市場長・田口日出男容疑者(57)らは、おととし市が発注した市場のごみ収集事業の指名競争入札で、予定価格の98%にあたる最低制限価格を清掃会社「摂津」の役員に漏らし、他の業者に受注できないようにした疑いが持たれています。
先月、市が行った内部調査に対し、田口容疑者は知らなかったと否認しましたが、価格を漏らしたとされる職員は「不適切な処理はあった」と認めていたということです。
市は組織ぐるみではなかったとしていますが、今後も内部調査を進めるということです。(14日01:51)