6日、イタリア中部のラクイラで起きた地震です。発生から1日が経って、死者が150人、行方不明者が250人にのぼるなど、被害の状況が明らかになってきました。 地震から丸一日がたちました。最大の被災地、ここラクイラでは、瓦れきの下敷きになった人を探し出す作業が夜を徹して続いています。行方不明者を探す重機の大きな音が、辺りに鳴り響いています。 被害の状況ですが、これまでに死者は150人、行方不明者は250人に上っています。イタリア政府の言う21世紀の最悪の悲劇になりました。 倒壊した建物を見ると、石やレンガでできた古いものが、多く被害に遭っています。多くの人が、この石やレンガの重みで圧死したものと見られます。 一方、イタリア政府は、全国から救援部隊をラクイラに集めています。それでも避難している7万人に対し、ベッドは2万5000人分しか用意されていません。イタリア政府は7日以降、さらに部隊を増やして、救出と救援に全力を挙げることにしています。(07日11:27)