携帯電話販売店の従業員の男が、携帯電話を他人名義で契約して不正に入手したとして、警視庁に逮捕されました。なかには振り込め詐欺に使われた携帯電話もありました。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、東京・江戸川区の携帯電話販売店の元従業員・岡部智一容疑者(36)と、住吉会系暴力団の組員・村井節雄容疑者(40)です。
2人は今年7月、岡部容疑者の勤務先の携帯電話販売店で、2台の携帯電話を他人名義で契約するなどして不正に手に入れた疑いが持たれています。このうち1台は、実際に振り込め詐欺に使われていました。
調べによりますと、岡部容疑者が、店の客だった村井容疑者に「俺は暴力団組員だ」などと脅され、犯行に加担、報酬として腕時計などを受け取っていました。
2人は同様の手口であわせて19台の携帯電話を手に入れたとみられていて、警視庁で裏づけを進めています。(23日01:09)