東京の首都高速道路で暴走行為を繰り返していた「ルーレット族」のリーダーらが警視庁に逮捕されました。免許取り消し処分になる「共同危険行為」で全国初の摘発です。 道路交通法の共同危険行為の疑いで逮捕されたのは、オートバイでの暴走を目的としたルーレット族「ループス」のリーダー、豊嶋信吾容疑者(36)ら5人です。 調べによりますと、豊嶋容疑者らは先月の深夜、首都高速道路を時速160キロ程のスピードで集団暴走し、タクシーを追い抜き様に進路を妨害するなど、危険な走行をした疑いが持たれています。 豊嶋容疑者は、ルーレット族の間では「誰も追いつけない走り屋の神様」として有名な存在で、最高で時速300キロものスピードで暴走したこともあったということです。 ルーレット族は暴走行為から事故をたびたび起こすなど問題となっていましたが、免許取り消し処分の対象になる「共同危険行為」で摘発されるのは全国で初めてです。(12日11:26)