パレスチナ自治区ガザへの空爆を続けているイスラエルは30日、ガザを支配する対イスラエル強硬派「ハマス」との48時間の停戦の検討に入りました。 30日も続いたイスラエル軍のガザ空爆。子ども姉妹が空爆に巻き込まれ死亡するなど、ガザでの死者はこれまでに380人を超えています。 こうした中、夜になって、イスラエルがハマスとの一時停戦を検討していることが明らかになりました。 フランスの提案によるものですが、しかし、内容は「48時間の停戦」と極めて限定的なもの。あくまでガザ市民への「人道的な措置」ということで、政府高官は「ハマスが停戦を受け入れなければ地上作戦に踏み切る可能性が高い」と警告しています。 「我々は決してあきらめない。死者やけが人のために戦いを続けなくてはならない」(ハマス軍事部門アルカッサム部隊) 一方のハマスは、軍事部門がビデオで声明を発表。ロケット弾をこれまで以上に撃ち込むことを宣言しています。 ガザを巡る情勢は今、先行きが極めて不透明なものになっています。(31日05:41)