時津風部屋の若手力士が稽古中に暴行を受け死亡したとされる事件の裁判で、元親方の初公判が12日に開かれます。亡くなった力士の父親は、早く罪を認めてほしいと訴えました。 「気持ちは(罪を)早く認めてほしい。早く認めれば裁判も長引かないだろうし。なぜ認めないのか」 こう語る、新潟市の斉藤正人さん。息子の俊さんは、大相撲・時津風部屋に入門し、時太山というしこ名をもらいましたが、おととし6月、17歳で亡くなりました。その後、元親方の山本順一被告と兄弟子3人が、稽古中に暴行を加えたとして、逮捕・起訴されました。 このうち、兄弟子には去年12月、有罪判決が言い渡され、裁判長は「暴行が元親方の指示だった」と指摘しました。 去年11月、正人さんのもとに1通の手紙が届きました。差出人は元親方。謝罪の言葉が記されていました。 「言葉で『すみません』というのは、いっぱい出てくるが、何に対して、誰に対して謝っているのか。(罪を)認めないなら謝罪文はいらない」(斉藤正人さん) 12日から名古屋地裁で始まる裁判で、元親方は起訴事実を争うと見られています。 「今回の元親方の裁判は、私たちが納得がいく判決が出るまでは、絶対に妥協しない。戦いたい」(斉藤正人さん) (11日11:42)
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