財務省が発表した法人企業統計によりますと、7月から9月期の企業の経常利益は、22.4%の大幅な減益となりました。5四半期連続の減少です。 財務省がおよそ3万社の企業を対象に収益状況などを調査する法人企業統計によりますと、金融と保険業を除いた全産業の経常利益は、7月から9月期が10兆3155億円となり、前の年の同じ時期に比べて22.4%の大幅な減益となりました。これで5四半期連続の減少です。 また、全産業の設備投資額も12兆1042億円にとどまり、前の年の同じ時期に比べ13%減少しました。世界的な金融危機の影響で、自動車や電機などの主力産業の業績が悪化しており、財務省では「世界的な景気後退を背景に、我が国の経済が弱まっていることを確認するものになった」と話しています。(04日10:07)