福岡県に本社を置く菓子メーカー「もち吉」グループが製造した餅菓子から、殺虫剤の成分が検出されました。故意か過失による混入と見られ、「もち吉」では原因の調査を進めています。 「このたびは弊社の製品の一部から殺虫剤の成分が検出され、消費者の皆様に多大のご迷惑をおかけしたことに対し、深くお詫び申し上げます」(「もち吉」の会見、17日夜) 殺虫剤の成分が検出されたのは、「もち吉」グループが先月29日に製造して販売した「えん餅」です。通信販売で購入した横浜の消費者から、「ナフタリンのような風味と苦みを感じた」との苦情があったことから検査したところ、中の小倉あんから殺虫剤成分のフェニトロチオンが検出されました。 フェニトロチオンは最も多いもので70ppmで、今のところ健康被害の報告はないということです。「もち吉」は「えん餅」およそ14万5000個を自主回収するとともに、原因を調べています。(18日11:44)