三重県伊勢市の私立高校に通う高校1年の男子生徒が、同級生からのいじめを訴える遺書を残して自殺していたことがわかりました。 自殺していたのは、伊勢市の私立・皇學館高校1年の16歳の男子生徒です。学校側の説明によりますと、男子生徒は3日、期末試験を無断欠席したため、連絡を受けた父親や警察が行方を捜していたところ、自宅の屋根裏で首をつって自殺しているのが見つかりました。 部屋には、ワープロで書いた遺書が残されていて、同級生の男女7人の名前を挙げた上で、「暴言、暴力、嫌がらせを受け、精神的にいやになった」と書かれてありました。 「担任は彼が『浮いていた』光景を一度も見たことがなかった。例えば、ふさぎこんでるとか、一人で行動するとか、まったくなくて、担任も信じられない思いです」(皇學館高校・大島謙校長) 学校では今週土曜日にも全校集会を開いて経緯を説明するとともに、遺書に名前が挙がっていた同級生から聞き取り調査をする方針です。(05日11:36)