神奈川県の茅ヶ崎市立病院で、心臓のカテーテル検査を受けた5人の患者がC型肝炎を発症していたことがわかりました。器具の一部を使い回していたことが原因で、院内感染したものとみられています。
茅ヶ崎市立病院によりますと、去年12月から今年4月までに心臓の動脈に管を入れるカテーテル検査を受けた60代から70代の男性患者5人がC型肝炎ウイルスに感染し、相次いで発症しました。
5人はいずれもC型肝炎ウイルスに感染していた別の患者がカテーテル検査を受けた直後に検査を受けていて、同じ遺伝子のウイルスに感染していました。
このため病院側は、生理食塩水を使って血圧を測る「トランスデューサー」と呼ばれる器具を交換せず、繰り返し使ったことが感染につながったとみて、5人とその家族に謝罪しました。(25日22:36)