開幕まで1年を切った北京オリンピックに向けた大気汚染の改善策として、北京市は車の通行量を強制的に減らすという交通実験を行った結果、「汚染が改善された」と発表しました。
北京市は20日までの4日間、ナンバーが奇数と偶数の車を日替わりで規制し、市内で保有されている305万台のうち130万台を毎日、通行禁止としました。
実験の結果について、北京市は、大気中の二酸化窒素の濃度が4日連続で下がり、汚染指数はいずれも、5段階で2番目に良い「2級」だったと発表しました。
これを受けて、来年のオリンピック期間中、本格的な交通規制が行われる見通しですが、周りの都市でも大気汚染が深刻化しており、どこまで効果をあげられるかは不透明です。(21日01:52)