中曽根外務大臣は、イスラエルのリブニ外相と電話会談を行い、ガザ地区に対する攻撃を速やかに停止することなど、最大限の自制を求めました。 外務省によりますと、中曽根外務大臣は午後3時半過ぎからイスラエルのリブニ外相と電話で会談しました。 この中で中曽根大臣は、ガザ地区への空爆で広い範囲に被害が及び、民間人にも犠牲が出ていることは遺憾であり、情勢の悪化を懸念していると述べました。 また、速やかに攻撃を停止し、暴力をエスカレートさせないようイスラエルに最大限の自制を求めるとともに、ガザ地区の住民に対し、人道上必要な措置をとるよう要請しました。 これに対してリブニ外相は、イスラエルの行動は自衛のためやむを得ない措置で、ハマスと民間人は区別して対処しようとしており、人道的な配慮は行っているとしたうえで、攻撃を停止できるかどうかは、停戦を破ってイスラエルを攻撃したハマス次第だと述べたということです。(29日18:14)