準大手ゼネコン、西松建設の外為法違反事件で、西松建設がタイで公共工事を受注するため、現地の幹部に2億円のリベートを渡した疑いがあることが関係者の話でわかりました。 この事件は、西松建設の元副社長、藤巻恵次容疑者(68)と、子会社の元社長、宇都宮敬容疑者(67)ら4人が、海外で捻出した裏金7000万円を不正に国内に持ち込んだ疑いで、14日、東京地検特捜部に逮捕されたものです。 西松建設は2003年、タイ・バンコク都庁発注のトンネル工事を現地のゼネコンと共同で受注しましたが、この際、バンコク都庁の幹部らに、2社であわせて4億円のリベートを提供していた疑いがあることが関係者の話でわかりました。 リベートは2社が2億円ずつ折半していましたが、西松建設は、外国公務員への贈賄を禁じた不正競争防止法の適用を逃れるため、幹部らへの資金提供をタイのゼネコン側に行わせていたということです。 東京地検特捜部は、リベート費用に裏金があてられたとみて、タイ政府に捜査協力を依頼し、資金の流れの実体解明を進めています。(15日11:05)
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