去年12月の消費者物価指数は0.1%の上昇と、市場の予想より上昇率が下回り、来月、日銀が利上げに踏み切るのは難しくなったという見方も出ています。
総務省が発表した去年12月の全国の消費者物価指数は、価格の変動が激しい生鮮食品を除いて、前の年の同じ月に比べて0.1%上昇しました。
これで7ヵ月連続のプラスですが、石油製品などの上昇が落ち着いたため、上昇率は前の月より0.1%縮小しています。
市場の平均的な予想を下回る上昇率に留まったことで、消費者物価の上昇は足踏みしているという政府・与党の声が強まり、日銀が探っている来月の金利の引き上げが難しくなったという見方も出ています。(26日11:01)