東京都内で去年から1万枚以上の偽造タクシー券が出回っていた事件で、警視庁は、偽造タクシー券を中国から航空便で密輸したとして、暴力団組員の男ら2人を逮捕しました。
偽造有価証券輸入の疑いで逮捕されたのは、住吉会系の暴力団組員、伴光春容疑者(57)ら2人です。伴容疑者らは、去年8月、偽造タクシー券およそ5700枚、190万円分を小包の中に入れ、中国から航空便で持ち込んだ疑いが持たれています。
東京都内では、去年から偽造防止のホログラムが付いた精巧な偽造タクシー券が1万枚以上出回っていますが、このうちおよそ8500枚は、伴容疑者と同じ組の幹部らが都内の金券ショップに持ち込み換金していました。警視庁は、伴容疑者らが中国国内のグループに偽造を依頼していたとみて調べています。(06日11:33)