妻がいながら別の女性と結婚しようとして、結婚式当日、式場に火をつけた男に実刑判決が言い渡されました。 放火などの罪に問われているのは、山梨県昭和町の無職、河田達彦被告(40)です。判決によりますと、河田被告は2008年10月、山梨県北杜市のリゾートホテルの通路にガソリンをまいて火をつけました。 河田被告は、妻がいながら別の女性と交際していて、火をつけたホテルは、この女性と結婚式を挙げる予定になっていました。 12日の判決公判で、甲府地裁の渡辺康裁判長は、「被告は、妻と交際相手の女性のどちらを選ぶか結論を出せず、結婚式を延期するために放火を決意したもので、動機に酌量の余地はない」と指摘し、懲役5年の実刑判決を言い渡しました。(12日11:44)