世界的な金融危機に伴う企業の生産縮小で、急速な雇用情勢の悪化が進んでいます。派遣や契約などの非正規労働者の「雇い止め」が、3万人を超えていることが分かりました。 これは厚生労働省が、全国の労働局やハローワークなどを通じて調査した結果、分かったものです。 それによりますと今月25日現在、派遣や契約などの非正規労働者について、期間満了後の契約更新が無かったり、中途での契約解除など、いわゆる「雇い止め」は、およそ3万人に達していました。 雇用形態別に見ますと、「派遣」が1万9775人と66%を占め、次いで「契約」が5787人(19%)、「請負」が3191人(11%)、「その他」が1314人(4%)でした。 また、県別に見ますと、最も多いのが愛知の4104人、次いで岐阜、栃木でした。(28日09:20)