大手精密機器メーカーのキヤノンが宇都宮市にある事業所について、非正規従業員の契約を6か月間延長したうえ、その間の休業補償を行う方針を示したことについて、組合側が会見を開き、「実質的な退職強要だ」として抗議しました。 「働く者にはきわめて欺まん的なものであり、私たちはこのキヤノンの方針に強く抗議するものです」(キヤノン非正規労働者組合、宇都宮支部長) キヤノンの非正規労働者組合は会見を開き、キヤノンが来月以降に契約が切れる宇都宮光学機器事業所の期間・契約社員全員に対して転職先を探す間の支援策を示したことに対し、実質的な退職強要であるとして、キヤノンに対し働き続けられる措置を求めました。 キヤノンは19日までに、期間・契約社員192人に対し契約を6か月だけ延長したうえ、その間、仕事はないが平均賃金の85%を休業補償として支払い、一方で契約延長しない場合は退職金およそ150万円を支払う方針を明らかにしています。(19日12:14)