パキスタン西部で29日に起きた地震の死者は、170人を超えました。現地では余震が続き、住民は家の外に避難したまま一夜を過ごしました。
29日にパキスタンとアフガニスタンの国境近くで起きたマグニチュード6.4の地震では、これまでに少なくとも170人が死亡し、400人近くがけが、およそ1万5000人が家を失っています。
現地では、29日午後にマグニチュード6.2の地震が観測されるなど、余震が続いていて、夜間の気温が0度近くまで下がる中、住民は屋外で一夜を過ごしたということです。
また、依然、がれきの下敷きとなった住民が残されていると見られていて、パキスタン政府や国際赤十字が救助隊や医療チームを派遣し、対応を急いでいます。(30日09:01)