アメリカ・ラスベガスで8日、世界最大の家電見本市が始まりました。各メーカーとも生き残りをかけて新製品で競っています。 世界的な不況の中、開かれた今年の「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」は、昨年までのような華やかさはありません。 しかし、アメリカでは来月17日にアナログテレビ放送の終了が予定されていることから、各メーカーはデジタルテレビへの買い換え需要を見込んで、超薄型の高画質テレビを発表するなど、販売への勢いを強めています。 また、先月、北米での液晶テレビ生産からの撤退を発表するなど厳しい状況下にあるソニーは、新技術を駆使した製品などで失地回復を図ります。 今年の見本市では、曲がる有機ディスプレーに人気が集まっています。不況の中、各社とも最新のテクノロジーを駆使し、「豪華さ」よりも「機能性」「便利さ」をアピールしています。 ピンチをチャンスに出来るのか。各メーカーは必死に新製品を売り込み、生き残りをかけます。(09日14:52)