「ジュエリーマキ」などの宝石・貴金属店を全国展開している「三貴」が、東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は117億円です。 宝石・貴金属販売の「三貴」は、1990年代に「ジュエリーマキ」や「じゅわいよ・くちゅーるマキ」などの店を全国で1200店以上も展開し、ピーク時だった1995年には年間の売上高が1853億円に達しました。 しかし、その後、業績の低迷が続き、去年8月期の決算では、売上高が205億円にまで落ち込んでいました。 さらに去年秋のアメリカの証券大手、リーマン・ブラザーズの破綻など世界的な金融危機をきっかけに、高額商品の売れ行きが急速に冷え込み、販売不振に拍車がかかっていました。 このため21日、民事再生法の適用を東京地裁に申請し、受理されました。民間の調査会社、東京商工リサーチによりますと、負債総額は117億円です。(21日14:28)