中国でも、金融危機の影響で雇用情勢が悪化する中、北京で今年初めての大規模な合同就職説明会が開かれました。リストラなどで職を求める人は増えていますが、求人は大幅に減っています。 国内外の企業およそ240社がブースを出して開いた合同就職説明会。会場には就職活動中の学生や失業者などが大勢押し寄せました。その数およそ3万人。例年の1.5倍です。 毎年企業のブースがこの会場全体を埋め尽くしていましたが、しかし今年は、金融危機の影響で、その数は例年の半分になっています。 金融危機により就職が困難な人にチャンスを与えようと開かれた今回の説明会ですが、ブースを出した企業が予定通り採用したとしても、職につける人は会場に足を運んだ人のうちわずか1割ほどです。 「求人の多くはいい仕事ではないのに、求職者への要求が高い」(参加した学生) 「会社の仕事がなくなり、失業しました。前と同じ様な仕事を探しています」(失業者) 中国政府は都市部の失業率を4.6%に抑えることを目標に、雇用対策を行うことにしています。(06日07:39)