定額給付金の財源を確保するための法案が、4日午後、衆議院本会議で与党の3分の2の多数で再可決され成立しました。 法案は午前中開かれた参議院本会議では否決されましたが、与党がこれを衆議院で再議決すべきだという動議を提出し、午後1時からの衆議院本会議で再議決の記名採決が行われました。 この本会議に欠席すると明言していた小泉元総理は、4日午前中、「所用のため」という理由で自民党に欠席届を提出、国会には姿を見せませんでした。このほか、小泉政権で総理秘書官を務めた小野次郎氏が、採決の前に本会議場から退席しました。 「法案の中身に反対ではないが、国民の理解や支持が得られない状態のまま、再可決によって成立させることには思うところがある」。小野氏はこのように述べています。 しかし、自民党議員の欠席や反対はこれ以上には広がらず、3分の2の多数の賛成で法案は再可決され、成立しました。 2兆円の定額給付金についてその財源の裏付けができたわけで、早いところでは5日から実際に定額給付金の支給が始まります。(04日14:08)