週末8日のニューヨークでは、原油先物相場が3か月ぶりの安値をつけるとともに、この動きを受けた株式市場が300ドル以上値上がりするなど、市場は激しい動きとなりました。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は8日、ドル高を嫌って売りが拡大し、通常取引終了後の時間外取引で一時1バレル=114.62ドルをつけました。
これは5月上旬以来3か月ぶりの安値で、先月11日に史上最高値の147.27ドルを記録してから一月足らずで30ドル以上も値下がりした格好です。
また、この動きを受けたニューヨークの株式相場は、原油の急落がインフレ懸念を和らげるなどの期待から買いが膨らみ、前日から302.89ドル高い1万1734.32ドルと、およそ1か月半ぶりの高値で取引を終えました。市場関係者は「ドル高と原油安が続く間は株価の上昇が期待できる」と話しています。(09日07:13)
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