新年最初の取引きとなった2日のニューヨーク原油先物相場は、産油国での治安悪化などを受けて上昇し、一時、史上初めて1バレル=100ドルの大台に乗せました。
2008年の取引初日となったニューヨークマーカンタイル取引所の原油先物相場は、産油国ナイジェリアの治安悪化で原油生産に対する懸念が高まったことに加えて、アメリカ国内の原油の在庫が減少するとの見通しも強まり、買いが優勢になりました。
原油先物相場は、一時、1バレル=100ドルちょうどを記録、史上初の100ドルの大台に乗せました。結局、1バレル=99ドル62セントで取引を終え、終値としても過去最高となりました。
これを受けて2日のニューヨーク株式市場も急落し、アメリカの景気減速への影響が懸念されています。(03日10:28)