体と心の疲れを癒す「ヒーリングサロン」を装い、高額な宗教グッズを売りつけるいわゆる「霊感商法」に、神奈川県警の現職の幹部が関与している疑いがあることが分かりました。
「霊感商法」に関与している疑いがもたれているのは、神奈川県警・警備部の課長を務める51歳の警視です。
調べによりますと、この警視は、東京・港区のビルの1室で経営されていたヒーリングサロンの名義人になった上、部下の警察官10人前後をこのサロンに勧誘していたとみられています。
サロンは山梨県内の団体が運営し、東京都内など関東を中心に広く展開されていますが、客に高額なグッズを売りつける「霊感商法」を行っているとして県警には多くの相談が寄せられていました。
県警は詐欺の疑いもあるとみて、この団体の全容解明を進める方針です。(20日02:59)