麻生政権が、今の国会での最重要課題の1つと位置づける自衛隊によるインド洋での給油活動を延長する法案が、来週20日にも成立する見通しとなりました。
法案は参議院の外交防衛委員会で審議されていますが、早期の採決を求める自民党に対し、民主党が、田母神前航空幕僚長の論文問題と絡んで、麻生総理が出席して文民統制に関する集中審議を行うよう要求し、対立が続いていました。
こうした中、自民・民主の参議院の国会対策委員長が会談し、麻生総理が13日、委員会に出席して集中審議を行うとともに、18日に委員会での採決を行うことで合意しました。
法案は野党が過半数を占める参議院では否決されますが、与党は来週20日にも衆議院で3分の2の多数で再議決を行い成立させる見通しです。(12日23:55)