天皇陛下はきょう、75歳の誕生日を迎えられ、皇居では恒例の一般参賀がおこなわれました。体調不良を訴えていた陛下ですが、きょうは元気な姿をみせました。 「健康に不調をきたし、皆さんに心配をかけましたが、次第に回復していくものと思っています」「厳しい経済情勢のなかにあって、厳しい年の瀬を迎えている人々も多いのではないかと案じています」 一般参賀には、天皇皇后両陛下をはじめ、皇太子ご夫妻らが出席しました。陛下は体調不良のため、恒例の記者会見を取りやめていましたが、元気な様子でしっかりとした声で挨拶されました。 一般参賀は例年通り3回行われ、皇居には、天皇誕生日としては平成に入って最高となる2万2655人が訪れました。 午後には麻生総理らおよそ460人が出席して、誕生日を祝う「宴会の儀」が催され、皇太子妃雅子さまも6年ぶりに出席しました。ただ、陛下に風邪の症状がみられることから、いくつかの祝賀行事は取りやめや変更になっています。(23日15:49)