花粉症対策用の健康食品を飲んだ和歌山県内の女性が、直後にアレルギー反応を起こし、一時、意識不明になっていたことがわかりました。健康食品業者は自主回収に乗り出しています。
この健康食品は、山形市の健康食品業者、「健森」が製造・販売している「パピラ」です。
和歌山県の発表によりますと、今月23日夜、和歌山県東牟婁郡に住む40代の女性が、パピラ1カプセルを飲んで友人とテニスをしていたところ、全身にじんましんが出て息苦しくなり、医療機関で受診しました。
診療中に気管が閉塞し、一時意識不明の重体になりましたが、25日午後に意識が回復し、快方に向かっているということです。
和歌山県は原因がパピラと特定されたわけではないが、予防的観点から発表したとしています。業者の「健森」は販売の自粛と自主回収を行っています。(27日11:45)