金融危機による株価の急落を受けて、三菱UFJフィナンシャル・グループが最大で1兆円規模の増資を検討していることがわかりました。
先週24日の日経平均株価がバブル崩壊後の最安値に迫るなど株価が急落していることを受けて、大手金融グループでも保有している株式の含み損が膨らんでいます。
このため、三菱UFJフィナンシャル・グループが自己資本比率の低下を防ぐため、今年度中にも最大で1兆円規模の増資を検討していることがわかりました。
日本の大手金融グループは欧米に比べて経営に余裕はあるものの、株価が異例のペースで急落しているため、今後の株価の動向を見極めながら財務基盤の強化に向けて増資を検討していくことになったものです。(26日10:55)