警視庁の巡査長が知人の女性を射殺した事件で、女性が事件前、「警察官につきまとわれて困っている」と、別の警察官に相談を持ちかけていたことが新たにわかりました。
「待ち伏せだったり、回りを調べられたり、嫌だと(佐藤さんは)言っていた」
(警察官にされていると?)
「そうですね」(殺害された佐藤さんの友人)
この事件は、東京・国分寺市のアパートで、立川警察署・地域課の友野秀和容疑者(40)が飲食店従業員の佐藤陽子さん(32)を射殺し、自分も左胸を拳銃で撃ち、死亡しているのがみつかったものです。
警視庁は、友野容疑者がストーカー行為の末、佐藤さんを殺害した可能性があるとみて捜査していますが、その後の調べで、佐藤さんが事件前、立川警察署の別の警察官に、友野容疑者に付きまとわれていることを相談していたことが新たにわかりました。
「(佐藤さんは)店に来ていた警察官に(友野容疑者の)名前を挙げて相談していた」
(一緒に店に来ていた別の警察官に相談した?)
「そうですね、1度か2度は言ったと(佐藤さんに)聞いた。『警察官同士だし、大げさにされるのは嫌だろうから止めるのでは』と言っていた」(殺害された佐藤さんの友人)
警視庁は、事件の経緯を更に詳しく調べています。(23日08:45)