トルコを訪れていたアメリカのオバマ大統領は、イスタンブールで学生たちと対話集会を行い、アメリカとイスラム諸国の融和を重ねて強調しました。 東西文化融合の地、イスタンブールでオバマ大統領は7日、まずキリスト教、イスラム教など様々な宗教指導者らと一同に会談しました。 その後、世界で最も美しいと称されるブルーモスクを訪問し、アメリカがイスラム世界と対峙するものではないというオバマ政権の姿勢をアピールしました。 オバマ大統領はトルコでの最後のイベントを、自らが最も得意とする対話集会で締めくくりました。100人の学生を前にオバマ大統領は、「他の国と同様アメリカもミスを犯すことがある」と率直に述べた上で、「しかしアメリカは人種や宗教の違いを超えようとしている国だ。そのことを皆さんに知ってもらいたい」と訴えかけました。 その上で「ステレオタイプで判断するのではなく、まず対話始めることは重要」と、改めてイスラム諸国との相互理解と融和を求める姿勢を強調しました。(07日20:38)