去年10月から12月のGDP=国内総生産の伸び率は、前の期に比べ0.3%のマイナスで5四半期ぶりにマイナス成長となりました。また、去年1年間の名目では中国に抜かれて、世界2位の経済大国の座を43年ぶりに明け渡しました。
内閣府が発表した去年10月から12月のGDP=国内総生産の速報値は、物価の変動分を除いた実質成長率で前の3か月に比べて0.3%のマイナスでした。年率換算ではマイナス1.1%で、5四半期ぶりのマイナス成長です。
エコカー補助金の打ち切りや、たばこの増税にともなう販売の落ち込みなどで個人消費がマイナス0.7%と大きく減少したほか、円高の影響で輸出もマイナスとなりました。
「数字がマイナスに出たのは特殊な要因で起きたこと。一見、足踏みをしているが経済は上向いていくという認識」(与謝野馨経済財政相)
また、去年1年間の名目GDPは、ドルに換算して中国を4000億ドル下回りました。日本は、1968年以来保ってきた「世界2位の経済大国」の座を43年ぶりに明け渡したことになります。(14日11:00)
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