きょう昼頃、フィリピンのマニラから成田空港に向かっていたノースウエスト航空の旅客機が乱気流に巻き込まれ、乗客ら47人が重軽傷を負いました。国土交通省の運輸安全委員会の調査官3人が現地に入り、関係者から事情を聴くなど調査を始めました。 国土交通省などによりますと、マニラ発、成田行きのノースウエスト航空のジャンボ機は、20日昼頃、千葉県の銚子沖およそ4500メートル上空を着陸の待機のため旋回していたところ、乱気流に巻き込まれました。 国内の航空会社などによると、事故の前の午前10時頃から房総半島の上空には温暖前線性の積乱雲が発生していました。このため乱気流が発生しやすい状況で、早めにシートベルトをするよう乗客に呼びかけていた航空会社もありました。 ノースウエスト機も事故当時は機内はシートベルトの着用サインがつき、機内アナウンスでもベルト着用を呼びかけていたということです。 一方、国交省によりますと、ノースウエスト機は乱気流に巻き込まれたことや、けが人が発生したことについて管制官に連絡していませんでした。また、緊急着陸の要請もしていませんでした。 国交省は、ノースウエスト機のこうした対応についても調査を進める方針です。(20日16:59)
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