焼き鳥のタレに除草剤の成分を入れた男がエバラ食品工業とイトーヨーカ堂に対し、現金を要求した事件で、警視庁のその後の調べで、逮捕された男は、「スーパーや食品会社には恨みはなかった」と供述していることが分かりました。
恐喝未遂の疑いで逮捕された都藤道昭容疑者(57)は今年6月、東京・荒川区の「イトーヨーカドー三ノ輪店」に、除草剤グリホサートを入れたエバラ食品工業の焼き鳥のタレを置いたうえで、イトーヨーカ堂とエバラ食品工業に現金5000万円を要求する脅迫文を送りつけた疑いがもたれています。
都藤容疑者は「一攫千金をねらった」と供述していますが、警視庁のその後の調べで、都藤容疑者が「スーパーや食品会社に恨みはなかった」と供述していることが分かりました。警視庁は金銭目的の犯行とみて追及しています。(26日16:21)