東京で外資系金融会社に勤務する夫の遺体を切断し捨てたとして妻が逮捕された事件で、警視庁は31日、殺人の疑いで妻を再逮捕しました。妻は、「殺して夫との争いに決着がついた」と供述しているということです。
殺人の疑いで再逮捕されたのは、渋谷区富ヶ谷の無職、三橋歌織容疑者(32)です。
歌織容疑者は先月12日早朝、渋谷区の自宅マンションで、外資系証券会社に勤務する夫の祐輔さん(30)の頭をワインのビンで殴り、殺害した疑いがもたれていますが、犯行の動機に関する詳細な供述が新たに明らかになりました。
まず夫への恨みについては、「夫による暴力や自分の親に対する対応が悪く、争いごとがあっても夫は謝らない。夫の借金などの経済的問題もあった上、朝帰りが多く、浮気を疑っていた」などと供述しています。
そして殺害に至った動機については、「何度も離婚しようと思っていたが、これまでの仕打ちに、慰謝料だけもらって別れるだけではおさまらなかった」。「夫との暮らしの中で、恨み、つらみがうっ積した」などと供述しているということです。
さらに殺害後の心境について歌織容疑者は、「殺して夫との争いに決着がついた」と、淡々と話しているということです。(31日16:48)