さいたま市で、元厚生事務次官の夫婦が死亡しているのが見つかりました。 18日午前、さいたま市で元厚生事務次官の夫婦が、自宅の玄関で血を流して死亡しているのが見つかりました。遺体には刃物で刺されたような傷があり、警察は殺人事件とみて捜査を始めました。 18日午前10時20分頃、さいたま市南区にある元厚生事務次官、山口剛彦さん(66)の自宅で、山口さんと妻の美知子さん(61)が玄関で血を流して死亡しているのを、近所の男性が見つけ通報しました。 警察の調べによりますと、山口さん夫婦は仰向けに倒れていて、胸には刃物で刺されたような傷があるということです。現場からは刃物は見つかっておらず、玄関の鍵もかかっていないことから、警察は殺人事件とみて捜査を始めました。 山口さんは1965年に当時の厚生省に入省し、年金局長や官房長を歴任し、96年から99年まで事務次官を務めました。(18日12:24)